【プロが解説】レンタル、購入、業者に依頼、どれがお得? 排水管のファイバースコープ/内視鏡調査の費用
日常の中で、思わぬタイミングで襲ってくる水回りのトラブル。一軒家にお住まいの方、マンションのオーナー、オフィスビルの管理者の方など……、頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか? その都度、業者にお願いをして直しているかと思いますが、その原因を探ることは、再発防止・コスト削減に大いに有効です。そのための強い味方が「ファイバースコープ/内視鏡検査」です。水回りのトラブルは、排水管にトラブルが起きていることが多いですが、どのようなトラブルなのか、どの箇所なのかといったことを正確に把握することで、対策を打つことが出来ます。
といっても、「ファイバースコープ/内視鏡検査」なんて、よくわからない。どうすればいいの? という方も多いはず。そこで、本記事では水回りのトラブルの原因を探り、再発防止・コスト削減するための「ファイバースコープ/内視鏡検査」について、その基本情報から相場、活用のポイントまでをプロの視点で徹底解説します。是非、参考にしてください。
目次
・詰まりが起きたらまず確認! 排水管トラブルの原因は?
・排水管のファイバースコープ/内視鏡調査のメリット
・排水管のファイバースコープ/内視鏡調査の方法・流れ
・排水管のファイバースコープ/内視鏡調査の費用
・まとめ
・詰まりが起きたらまず確認! 排水管トラブルの原因は?
さて、水回りのトラブルと言えば、「水漏れ」や「水が流れ内で溢れてしまう」「水道から水が出ない」、また「水が止まらない」などがあるでしょう。こうしたトラブルは、排水管にトラブルが起きているケースが多いです。一方で、排水管のトラブルの原因にも、様々なものがあります。例えば、下記のようなものです。
● 老朽化:排水管が老朽化していると、排水管内の側面や底面に穴が開いたり、亀裂が入ったりして、水漏れが発生する可能性があります。
● 漏水や破損:排水管が破損していたり、接続部分から漏水している場合、水が漏れたり、排水が適切に行われなくなったりすることがあります。
● 不適切な使用:適切な方法で使用されていない場合、排水管が詰まってしまうことがあります。例えば、不適切なものを流し込んでしまったり、大量のゴミを一度に流し込んでしまったりすると、排水管が詰まってしまいます。
● 地震や自然災害:地震や自然災害によって、排水管が破損してしまうことがあります。
● 排水管の設計上の問題:排水管の設計が不適切だった場合、排水がうまく流れずに詰まってしまうことがあります。
こうした結果、水回りのトラブルが起きている可能性があります。水回りのトラブルを解決するためには、こうした原因を突き止めることが第一歩になりますが、それを突き止めるためには、排水管に何が起きているかを探らなければいけません。そのうちの一つの有効手段として、排水管の「ファイバースコープ/内視鏡検査」があります。
・排水管のファイバースコープ/内視鏡調査のメリット
排水管のファイバースコープ/内視鏡調査とは、排水管内部の状態や不具合箇所を確認するためにファイバースコープ/内視鏡調査を使用して行う調査方法です。目視では確認できない箇所の異常や汚れ、破損部分を発見することができます。専用の内視鏡機器が必要であり、経験と技術を持った専門の業者によって行われます。内視鏡機器には、排水管に挿入するための細長いカメラと、光源や映像処理装置が含まれています。カメラが排水管内部の映像を撮影し、モニターに映し出されます。
これらを実施するメリットをまとめてみましょう。
メリット1:正確な診断が可能
内視鏡を使用することで、詰まりや異常箇所の正確な診断が可能になります。問題箇所を確実に把握できるため、適切な修理方法が見つけやすくなります。
メリット2:無損傷での調査が可能
内視鏡を使用することで、排水管を解体しなくても検査が可能です。そのため、排水管にダメージを与えることなく、効率的かつ迅速に検査することができます。
メリット3:費用対効果が高い
内視鏡調査は、排水管の問題を正確に特定できるため、修理費用を削減することができます。また、内視鏡調査は効率的で迅速に行えるため、時間と費用を削減することができます。
メリット4:予防になる
内視鏡調査は、排水管の異常を早期に発見できるため、予防管理に役立ちます。定期的な内視鏡調査を行うことで、問題箇所を事前に発見し、予防的な修理が可能になります。
・排水管のファイバースコープ/内視鏡調査の方法・流れ
それでは、排水管のファイバースコープ/内視鏡調査は、どのように進めていけばいいでしょうか。前提として、機材や技術が必要となりますので、ご自身で行うことはムズカシイです。専門家に依頼することをおすすめしますので、その方法・流れを解説します。
STEP1:業者の選定
まずは業者の選定です。インターネットや口コミ、知人からの紹介などを参考にし、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが重要です。
STEP2:見積もりの確認
業者から提供された見積もりを確認し、費用や作業内容、保証などを確認します。また、必要に応じて業者に質問をして、納得のいく説明を受けることが大切です。
STEP3:作業のスケジュール調整
業者と作業のスケジュールを調整します。特に、排水管の内部を撮影するためには、排水管内部が乾燥している必要があります。作業前には、水を流し止めることが必要となるため、作業時間帯の調整や、住居者の立ち会いなども確認しておきましょう。
STEP4:内視鏡調査の実施
業者が排水管内部の調査を実施します。内視鏡を使用して、排水管の内部を確認し、異常や不具合箇所を特定します。
STEP5:調査結果の報告と対応策の検討
調査結果を報告し、不具合箇所や修理、清掃などの対応策が提案されます。写真や動画などでの説明を受け、状況を理解した上で、必要に応じて対応策の依頼をしましょう。
STEP6:修理や清掃の実施
業者が修理や清掃作業を実施します。作業内容や費用、保証などについては、事前に確認しておくことが大切です。
・排水管のファイバースコープ/内視鏡調査の費用
さて、業者選定の一つのポイントにもなるのが、費用です。排水管の内視鏡調査の費用は、調査を行う管の長さや太さ、調査箇所の位置などによって異なります。一般的に、費用は以下の要素に影響されます。
● 調査する排水管の長さ:調査する排水管の長さが長いほど、費用も高くなります。
● 調査する排水管の太さ:排水管の太さが大きい場合、必要な機器や設備が大型になるため、費用が高くなる傾向があります。
● 調査箇所の位置:屋内の排水管や地下の排水管など、アクセスが困難な箇所で調査する場合は、特別な機材や作業が必要となるため、費用が高くなる傾向があります。
一般的には、調査箇所によって課金される「初期料金」と、その後の時間単位で課金される「追加料金」が設定されています。また、調査結果に基づいて修理が必要となった場合は、修理費用も別途発生します。
相場として、一般的には3万円以上から始まり、調査箇所や管の長さ、設備の有無などによっては、数十万円程度の費用がかかる場合もあります。業者によって料金設定が異なるため、複数の業者に見積もりを依頼することがおすすめです。
・まとめ
いかがでしたでしょうか? 排水管のファイバースコープ/内視鏡調査について、プロの知識からアドバイスをさせていただきました。排水管の状況を把握することは、水回りのトラブルの解決/予防のために重要です。是非プロを頼ってください。ユアーズにご相談いただければ、まずは状況をヒアリングし、作業経験豊富なスタッフが解決方法をご提案します。
ユアーズでは、利益重視の1回のお付き合いより、メンテナンスを含め適正な対応と料金で末永いお付き合いができるよう最大限お客様に寄り添った対応を致します。是非、お気軽にご相談ください。