貯水槽清掃(受水槽・高置水槽/高架水槽)の必要性とその理由
建物によっては水道局からの水を貯水槽(受水槽・高置水槽/高架水槽)というタンクにいったん貯めて、そこから水を供給しています。いくら水道局よりきれいな水を供給していても、貯水槽が汚れていたら全く意味がありませんね。私たちの生活で切っても切り離せない水管理を改めて考えましょう。
今回は、【貯水槽清掃(受水槽・高置水槽/高架水槽)の必要性とその理由】について解説していきます!
目 次
1.貯水槽(受水槽・高置水槽/高架水槽)とは
2.貯水槽(受水槽・高置水槽/高架水槽)の清掃がなぜ必要か
3.貯水槽(受水槽・高置水槽/高架水槽)清掃の義務
4.まとめ ユアーズの【貯水槽清掃】について
1.貯水槽(受水槽・高置水槽/高架水槽)とは
貯水槽とはみなさんご存知でしょうか。古いものだと建物内部に直接作られていることもありますが、多くは後付けのもので1階や屋上に見える白色や銀色のタンクです。ほかにも貯水槽の設置位置によっては、受水槽・高置水槽/高架水槽などといった呼び方もあります。(以下、貯水槽とします。)
ビルや集合住宅(マンション・アパート)、一度に水を多く使用する施設(学校・ホテル・工場など)に設置されていることが多く、一度貯水槽に水を溜めてからポンプなどを用い送水するという給水方式で利用されています。貯水槽があることで、災害時や事故などで水道局から水の供給が止まってしまった場合も、貯水槽内の水がなくなるまではその建物内で水を使用することが出来たり、1度に各所で多くの水を使用しても水圧が一定に保たれるメリットがあります。万が一の災害時などはこの方式だと断水までに少し猶予が出るので、僅かばかりですが心強いかもしれません。
2.貯水槽(受水槽・高置水槽/高架水槽)の清掃がなぜ必要か
貯水槽には常に水道局が供給している水道管から引かれた水が入ってきます。密閉された空間ではありますが、水ですので貯水槽内部には水垢(水分中のミネラル分が硬化したもの)が日々少しずつこびりついていきます。また、貯水槽にいきつくまでの排水管の内部が汚れていたり、貯水槽や排水管自体が劣化して破損などしている場合は、水垢のみならず土砂や虫の死骸などの汚れが貯水槽内部に蓄積してしまいます。また常に水がある状態なので、湿度が高くきちんと管理しないとカビ・雑菌などが発生し蔓延する恐れもあります。
そんな水とは知らず水道の蛇口から出る水を飲み水や料理に使用したり、洗濯や入浴をしたりすると考えると、恐ろしいことです。つまり貯水槽清掃が衛生管理に直結していることが分かります。万が一入居者や利用者の健康被害問題などの問題が発生した場合は、自身の問題だけでなく、とても大きな問題となります。
3.貯水槽(受水槽・高置水槽/高架水槽)清掃の義務
有効容量が10立方メートルを超える大きさの貯水槽(給水設備)については、水道法という法律で「簡易専用水道」と定義され、設置者や管理者に対して貯水槽管理基準が規定されています。その管理基準項目の中に、貯水槽清掃や水質検査などが義務として課されています。
10立方メートルを超える大きさの貯水槽は大型のビル・集合住宅(マンション・アパート)や施設などが該当することが多いため、当てはまらない=清掃義務はないと考えられる方もいるかもしれませんが、各自治体が独自に定める別途条例などで規定されている場合があり、その多くは簡易専用水道に準ずるものとして、年に1度以上の貯水槽清掃や水質検査を推奨又は義務付けをしているようです。例えば東京都の場合は、東京都給水条例という条例を設けており、その中で容量に関わらず清掃の必要があると東京都が判断した場合は、指摘・管理・指導をするとされています。
つまり水槽の大きさに関わらず、1年に1度貯水槽清掃及び水質検査の実施することが、実質的な現状となっているようです。法律に定められていなくとも、私たちの生活でなくてはならない水の衛生管理は1年に1度くらいはしておきたいですよね。
4.まとめ ユアーズの【貯水槽清掃】について
まずは、どのようなことでお困りなのか、どうして貯水槽清掃をしようとお考えになったかなどをヒアリングし、作業経験豊富なユアーズスタッフがご提案を致します。お話の内容や状況次第では、貯水槽清掃ではないところに問題がある場合があるかもしれません。
ユアーズでは、利益重視の1回のお付き合いより、メンテナンスを含め適正な対応と料金で末永いお付き合いができるよう最大限お客様に寄り添った対応を致します。